韓国のお母さん(オンマ)
韓国は儒教の影響が強く、家父長制的な要素が強いように聞いていました。
だけどだからといって家族の中でお母さんの立場が弱いようにはドラマでは
見えません。たいてい存在感があって、意思表示もはっきり示していて家族の
中心的存在になっているように見えます。特に息子がお母さんをいたわっている
シ-ンをよく見ます。あくまでもドラマでの印象で、現実にはまた違うのかもしれませんが。
それにしても不思議に思ったのが、けっして弱々しくない、むしろ元気で威勢のいい
お母さんなのに息子に災いがあると、なぜかすぐショックで寝込んでしまうというのが
ドラマで多いです。あの立派になるホ・ジュンの母もそうでした。なぜでしょう?
日本のドラマに出てくる母は息子に何かあったからといってそうそう寝込んだりしません。どちらかというと、たとえ病気で寝込んでいても息子に何かあれば、自分が何とかできないかと起き上がろうとするイメージです。「母は強し」とよくいわれるし。
この描かれる母親像の日韓での違いがドラマを観ての発見の一つです。