韓国ドラマ帖

ハマったドラマについて語ります。

金持ちの息子(2018年 全100話)

別のドラマでいいなと思ったイ・ギュハンが出演するので観ました。

前半は主役の「金持ちの息子」グァンジェ(キム・ジフン)がチャラ男坊ちゃま

にしか見えなくて、恋にも仕事にもキリっと真面目に取り組むテイル(イ・ギュハン)

がやっぱりいいなと。だけど途中からテイルはグァンジェの恋人ヨンハ(キム・ジュヒョン)を思うあまり、偏執症のようになってしまう。(最終的には好青年に戻る)

そして父を慕って料理の道を歩むようになったグァンジェは頼れる男に。

にしても、このドラマの中ではヨンハの姉ギョンハ(ホン・スヒョン)の恋人ヨンの

存在が際立っていたように思う。いちばん魅力を感じました。

 

なにしろ100話もあったので登場人物たちにすごく親近感を覚えてしまい、最終回を

迎えたときはなんとも淋しかったです。

 

ミス・リプリー(2011年)

私は休日に韓国のホームドラマを観てくつろぐのがすきで、

最近「一度行ってきました」というドラマをみつけて観ています。

そのドラマに出るイ・サンヨプをいいなぁと思い、彼の出演する

ドラマを探していて、このドラマにヒットしました。

 

全体的な雰囲気が日本の大映ドラマっぽく、妙にハマりました。

にしても主人公のチャン・ミリが日本に養女に行くという設定で

出てくる養父母はなぜか着物姿で、ミリは足踏み洗濯をさせれたり、

そこから逃げて福岡中洲のホステスになって横笛を吹いて人気が

出たという古めかしさは変でした。

 

ホテルとか投資会社とかが舞台なのにあんまり中身がない内容で

ラストの落着のしかたが腑に落ちませんでした。

でもなによりも、このドラマではミリに大人の深い愛情を注ぐ

チャン代表(キム・スンウ)に好感が持てました。

 

商道(2001年)

これまでに観た韓国の時代ものドラマでは、「ホ・ジュン」が

ダントツ1位だと思っていました。が、話の内容その他、好み

としてはこっちが1位といってもいいかもしれません。

商いのお話というのは、一筋縄ではいかない面白さがあります。

儲けのために考えをめぐらせ、一方で守るべき道義がある。

特にそういうことを教えた、主人公サンオク(イ・ジェリョン)

の師、港商の都房(パク・イナン)の存在はこのドラマの中で

大きかったです。

恋のお相手としては、タニョンお嬢様(キム・ヒョンジュ)、

助けたチェヨン(キム・ユミ)、師の娘ミグム(ホン・ウニ)の

3人が候補のように登場しました。3人とも才色兼備。

ありがちなのは、どこまでもひかえめで、おしとやかなタイプの

チェヨンやミグムだけど、意外にも気丈にふるまうタニョンお嬢様

にサンオクは心惹かれたのでした。

それと今回の主人公の母は終始、立派な人物でした。(ショックで

寝込むことなく)

 

イ・ビョンフンもの常連の役者さんたちを見ると親しみと安心感が

あります。まだまだ観たい!

おいしい人生(2012年)

全話視聴するのにずいぶん時間がかかりました。たぶん1年以上。

内容が盛りだくさんで、いったい何話あったんだろう?とみると39話。

時代物では余裕で50話とかあるのに、そんなに時間をかけては観ていない。

ホームドラマは週末に1話ずつとかなので、長くかかったらしい。

 

そうして長いこと観ていたせいか、登場人物たちにすっかり情が湧いてしまい、

最終話を観てるときは終わってしまうことが淋しくてしかたなかったです。

そんなドラマもちょっとめずらしい。

主人公は四姉妹の長女のようなんですが、他のキャストにまつわるストーリーも

充実していて、どの場面も楽しめました。どの人物のキャラクターも面白かった

のはキャスティングの良さにあると思います。

長女スンジュ(ユン・ジョンヒ)は悲愴感が似合う美人で、対照的に二女ジョン

ヒョン(リュ・ヒョンギン)は何をしてもコメディになるタイプ。ラストはそれ

ぞれのキャラクタ-が生んだような結末となりました。

私としてはスンジュに一途に恋心を抱いていてゴールインした同僚ジェヒョク(

ユ・ヨンソク)が気の毒でなりませんでした。ほかの韓国ドラマでもそう思うん

ですが、息子が家族(特に母親)に気を使いすぎなんですよねぇ。

 

いかんせんこのドラマの世界にどっぷりと浸かりすぎて、コンプリートしたあと、

「第1話はどんなのだったけ?」と観返して観たりしてます。

このテの一昔前のホームドラマには面白いものが多くてハマります。

緑豆の花(2018)

新聞の投書欄で韓国ドラマにハマっているという女性が、韓国の歴史に興味が出てきたので視聴していると紹介されていて、私も同じ気もちになり、観てみました。これまで視聴したイ・ビョンフン監督の作品より地味でこぶりな印象でしたが、時代物らしく落ちついた気分で観ることができました。

 

朝鮮の歴史に興味を持ったことがなく、よって知識もほぼなく、東学という言葉をはじめて聞きました。実在したという緑豆将軍の実物写真がドラマで出てきましたが、演じたチェ・ムソンよりずっと小柄でした。でもこのチェ・ムソンが頼もしく懐の深いキャラクタ-で民衆に支持された理由がよくわかる気がしました。

彼らの台頭でせっかく皆が人間らしく生きられる世の中になる機運が生まれていたのに、武力を備えて攻めてきた日本軍に潰されてしまうというのが、日本人として観ていて切なかったです。

終盤、親しみを覚えた義兵たちを次々と失い、暗澹たる状況でラストをどうするのだろうと思っていたら、ペク・イガン(チョ・ジョンソク)とソン客主(ハン・イェリ)が

結ばれてめでたしめでたしみたいな結末になったのは腑に落ちませんでした。

 

 

 

スト-ブリ-グ(2019)

1話30分ほどで全話32話なのに、観終わるまでにずいぶんかかってしまいました。

野球にあまり興味がなくて、正直なところ、途中からは惰性で観ていたようなところがあります。それでも最後まで視聴できたのは、主役のデキるGM(ナムグン・ミン)の

ク-ルな魅力にあります。とても惹きつけられました。

 

そもそもこのドラマはウ・ヨンウ弁護士を演じたパク・ウンビン見たさに探してみつけたものです。そのウンビンもカラッとした気性のいい姉御肌な感じでよかったです。が、ヨンウ弁護士のあのキャラクタ-のインパクトがつよく、ちょっと物足りなく感じたかな。後輩役のチョ・ビョンギュがキスマイの北山クンになんとなく似ているなぁと

思いました。あと、ドリ-ムのスタッフ役でキム・ドヒョンが、かつて大悪役を演じたと思えないほど、サラっとくせのない役柄を演じていたのも好感が持てました。

最後の最後、ちょっと大泉洋に感じが似て見えた常務(オ・ジョンセ)がいいところを

見せたことでラストがさわやかでした。

胸部外科(2018)

ドラマの感想は全話観てからと決めていましたが、視聴途中でUNEXTの配信が

終了してしまいました。無念!

もう跡形もないので、何話まで観たのか不明です。

 

コ・スが出演するということでみつけて観始めました。冒頭、テス医師(コ・ス)が

移植する臓器を持って逃げるシ-ンがいきなりあり、それがラストとなる展開だった

ので楽しみに観ていました。ほとんど病院の中のシーンで地味ですが、チームワ-ク

が良くてやっぱり魅力的なキャラクター揃いで好きでした。

コ・スは二枚目であり、献身的であり腕前も良い医師でもちろんカッコよかったですが、さらに腕のいいチェ医師(オム・ギジュン)が私にはカッコよく見えました。

「愛の不時着」で好きになったソ・ジヘも出ていたし、しっかり者の看護師役の

チャン・ソヨン(同じく「愛の不時着」出演してた)やパク・ギョンヘとか頼りない

お坊ちゃま医師だったのがテス医師とともに働くようになって、なかなかいいところのある医師になっていたチェ・テフン(やはり「愛の不時着」出演)、それとテス医師の

バディのようなイ・ジェウォンもよかった。

もう見られないのがとっても残念です。